旅の統括

旅の総括

①歩き過ぎて右股関節を痛めた。
→昨日整形外科へ…「筋肉や関節の疲労」とのこと。


実に11日間で平塚〜二川の231キロを歩いた。(迷ったりしているので実質距離より多い)

うち1日は台風で足止めを食らう。


しかしながら昔の人は日本橋から京都までの492キロを平均33キロ歩いて15日で到達していたし、現代の人でも同じように歩く人たちがネット上にたくさんいる。


自分には、1日30キロはどうしても無理だったなぁ…20キロを超えるともうアスファルトを蹴る足が痛くて痛くて。さらには帰宅後も続く股関節痛…。


それでも、歩いてとても楽しかった。


股関節は良くはなってきてるので、早く治すぞー!



②歩く時はただただ無心とはいかず、音楽を聴いたり、橋の上や暗闇など怖いところでは般若心経を唱えながら早足で歩いた。


日によってや気分で歩きながらやること違った、という事。


般若心経は暗記しているので、歌のようにして繰り返し唱えると無心に近い感じで歩けた。


怖いときはゾワゾワしながらだったけど。


大きな富士川の橋で般若心経を声に出して唱えながらおじいさんを抜かして早足で歩き、道路について横断歩道の信号が変わるのをボーッとまってたら後ろから来たおじいさんに「ボタン押しなよ」と言われた。


関係ないかもしれないけどなんとなく、般若心経が聞こえて不審に思ったかもな〜、ま、仕方ないか…と思った。苦笑


あと歩きながら色んな過去の感情が浮かんだ時は、詳細は長くなりそうなので省くけど深呼吸しながら「観念浄化ワーク」をしながら歩いた。


参考:本当の自分へ還る旅 人生上昇塾 〜観念浄化ワーク〜


これをすると余計な思考や感情がしばらくすると空に浮かんでは消えていく雲のように流れ去っていく。


ひたすら歩きながらの観念浄化は、身体の中がお掃除されるみたいに心地よい感覚になる。


ちなみに音楽は、朝の時間帯や海の付近ではクラシック、国道はエミネムがはまった。



ホメオパシーが超役に立った。


ずっと天候が悪く時々気圧による頭痛に悩まされた時や、旅慣れないことによる胃の不調の時、緊張によるトイレ問題が起こりそうな時。それぞれの症状に合うレメディーを摂ったらかなり緩和された。


参考:ホメオパシーとは|日本ホメオパシー医学協会



➃一人旅は案外、寂しくなかった。


いつも目の前にやることがあってそれに必死だった。だから余計な感情に溺れる暇がなかったのかも。


だからね逆に普段の方が寂しさを感じるんだなって思った。


あと、人生において心や頭ばっかり巡らせて悩みすぎたりしてきたんだけど、それをストップさせるのはもう身体を使うしかないのか!ってわかった。


私が「京都まで歩きたい」って意味不明なことを思いついた身体の奥底には、こんな魂の叫びがあったのかもしれない。


それから、バックパックの女が一人歩いたりお店に入ると時々親切な人が声を掛けてくれた。ありがたい。


「1人?ご飯食べて行きなよ」とか、
「静岡歩くならここ行きなよ」とおすすめ情報を教えてくれた富士宮の焼きそば屋さんのご夫婦。


そこに来てた常連さんで、「頑張ってる人は応援しちゃう」と豪快に食事をおごってくれた社長さん。


雨が降りそうだったので傘を譲ってくれた蒲原宿のお休み処のおねえさん。


「どこからきたの?1人??大変だねえ」と話しかけてくれた安倍川餅の店主さん。


バックパック姿を釣りの人と間違えて「いいの釣れた?」と聞いてきた自転車で釣りに行くおじさん。笑


丸子のとろろ汁で有名な「丁子屋」で店に入るなり私の姿を見て「東海道歩きですか。奥の座敷だと広重の浮世絵が見れますよ」と声をかけてくれた店員さん。


「1日20キロ?若いんだからまだまだ」と激励してくれたおじさん。


2日連続でお世話になり、本当に色々良くしてくれた藤枝の小料理屋の店主さん。


「暗い道は行っちゃダメだよ。早く帰っておいで」と娘のように心配してくれた旅館のおじいちゃん。


などなど。


本当に、人の存在に癒された。


これを書いていて、ああ旅っていいなあってしみじみした。


歩くこと、美しい景色や土地の名物を味わうこと以外にも、心に残ることがこんなにあった。


もう少し足を鍛えねばならないけど、続きの旅をする時が本当に楽しみだ。

旅の支出

旅の支出を出した。

予算は10万円。

コンセプトは、ケチケチしすぎず、ダラダラ使わない旅。締めるとこは締めて、ここぞという時に使う。メリハリを大事にってとこでしょうか。


結果。




約7千円のオーバーと相成りました…(´Д` )


詳細は以下。



9月14日
電車(自宅最寄駅〜平塚) 1,380
レインコート 1,069
菓子 123
水 105
うどん(昼食) 900
アイスミルクティ 210
ガーリックライス(夕食) 850
宿泊 4,650

9月15日
お茶(自販機) 120
甘酒とお餅 900
おろしそば(昼食) 950
バス代 360
箱根越えおつかれ会(夕食) 1,700
宿泊 4,900

9月16日
ポカリスエットゼリー 183
アイスココア 189
カロリーメイト 216
傘 518
水 98
シリアルチョコバー 130
クリームパン 100
夕飯を奢ってもらう 0
宿泊 4,200

9月17日
おにぎり(昼食) 196
お茶 100
インソール 735
水 108
最中2個 110
かきあげそば(夕食) 1,000
宿泊 4,800

9月18日
水 90
マルチビタミンゼリー 95
電車(由比〜興津) 190
雑炊(昼食) 969
サンドイッチ(夕食) 380
ミルクレープ 300
アイスティ 250
宿泊 4,200
水 120
フルーツオレ 100

9月19日
クリームパン 100
スポーツドリンク 100
とろろ定食(昼食) 1,440
ソフトクリーム 170
さんま定食とウーロン茶(夕食) 1,200
宿泊 4,500
水 140

9月20日
おみやげ 6,760
抹茶アイス 530
ハンバーグランチ 907
美容院+マッサージ 3,000
電車(島田〜藤枝) 190
ロイヤルミルクティ 330
揚げ出し豆腐と雑炊(夕食) 1,200
宿泊 4,500
水 140

9月21日
電車(藤枝〜金谷) 240
コッペパン(昼食) 127
おにぎり(昼食) 120
青汁 108
クリーム玄米ブラン 156
おみやげ 600
ミルクティ 129
シュークリーム 100
そば+からあげ丼(夕食) 1,050
電車(袋井〜掛川) 200
宿泊 4,300

9月22日
電車(掛川〜袋井) 200
スポーツドリンク 140
おにぎり 150
粟餅 110
グラタン(昼食) 390
マンゴーミニパフェ 390
電車(豊田町天竜川) 190
スパイシーチキン 145
水 100
チョコタルトバー 129
エネルギーゼリー 210
カップヌードル(夕食) 184
サラダ(夕食) 268
ドレッシング(夕食) 25
宿泊2泊分 9,072

9月23日
ハンバーグランチ 1,058
ぶどうレアチーズ 216
アイスミルクティ 120
ココア 180
エネルギーゼリー 210
水 100
電車(新居町〜浜松) 320
牛&しらす弁当(夕食) 1,030
青汁(翌朝食) 108
オレンジマフィン(翌朝食) 280

9月24日
電車(浜松〜新居町) 320
キットカットバー 103
お抹茶と和菓子 400
電車(二川〜浜松) 500
チャイティー 420
うな重(昼食) 2,300
サンダル 7,300
おみやげ 864
温泉 1,190
オムライス(夕食) 780
タクシー 1,810
アサイーパフェとドリンクバー 914
高速バス(浜松〜品川) 4,300

9月25日
電車(品川〜自宅最寄駅) 490

総計 106,947




ということでした。


うーん。最終日24日に雨が降らなければサンダル買わなかった。(言い訳)


でもいいやつ買ったから後悔はしてない。


けずれたのは温泉帰りのタクシーだよね。。


温泉の送迎バスの到着場所をちゃんと把握してればよかった。(適当だったから最終ダイヤを逃してしまった)


あとなんかこの旅ではアイスティをよく飲んでたことが判明。


喫茶店で休むことも多かったし、コンビニのカフェスペースで一息つくことも多々あった。とにかく雨が多かったので、どうしても店内休憩になってた。


それから、おみやげにはケチケチしたくないわね。



ありがたかったのは、

ふらりと寄った沼津の焼きそば屋さんで太っ腹な常連さんの社長さんが「頑張ってる人にはおごっちゃう」と焼きそばとジュースをご馳走してくれたこと。


また、突然の美容院カット&マッサージは藤枝の小料理屋さん店主の口利きで、合わせて3000円という破格の安さだった。


小料理屋さんでも最初の日は絶対1200円オーバーだったのに、「いいから、安くするから」とこの値段にしてくれた。


くっっ。涙がちょちょぎれるぜ…。


そんなこんなで、予算をさほど意識してなかったけど、そしてその結果予算オーバーしたけど(´Д` )、まあ、カツカツしすぎず使いすぎず快適にお金を使う旅ができたのではないかと思う。


旅の支出を整理すると、思い出も反芻できてよいね。

バックパックの中身②

バックパックの中身、前回の続き。

⑩飲料
ないと死にます。はい次。


⑪軽食
これもないとすぐにお腹がぐぅと鳴ります。好みでブランのクリームクラッカーやエネルギーチャージのゼリーを忍ばせてました。梅干しと塩飴は常備。
チョコ系好きだけど溶けるよね。。


⑫手ぬぐい×2
汗が大量に吹き出るのでこまめに拭き取ります。タオル代わり。


⑬ウェットティッシュ(100均)
乾いたティッシュも両方持って行ったんだけど(いずれもトイレに流せるやつ)、ウェットティッシュの方が必要だった。ドライな方を多めに持参したけど、逆だった。

なおドライな方が大活躍した1日があった。それはまさかのJR舞阪駅トイレで、いずれにもトイレットペーパーが皆無だったのに、ちょっとお腹が…もうムリ、という時。

出かける間際に新しいティッシュをパッとバッグに入れたのが正解であった。

おかげで落ち着いて用が足せた…。


⑭もしも身体を痛めた時シリーズ
テーピング用テープ、絆創膏、ひざサポーター、ウオノメパッド、エアーサロンパス

※旅では結局エアーサロンパスのみ使用。でも何が起こるか分からないのでこれらを持参することは私にとっては必要でした。コレがあるから大丈夫!って思えること、大事!!


⑮化粧ポーチ

ワセリン、日焼け止めクリーム、眉毛ペンシル、リップクリーム、アイシャドウ、アイシャドウブラシ、ビューラー、ミニ鏡

つげ櫛、リフレア、マッサージ兼アロマクリーム、ミニタイガーバーム、ドライアイ用目薬

ミニかみそり、爪切り、毛抜き、ミニハサミ、耳かき

お守りにミニ般若心経


さらに小分けポーチを化粧ポーチの中にに入れており、
軽装の時にこの中にミニ鏡、眉毛ペンシル、リップクリーム、ミニかみそり、タイガーバーム、テーピング用テープ、塩飴数個、ミニ般若心経を入れて持ち歩いた。

エコバッグもそうだけど、やはり小分けること、たびたび必要となる!!!


⑯衛生ポーチ
紙せっけん、歯ブラシ、歯磨き粉、糸ようじ、折りたためるペットボトル、マスク、洗濯できる袋、洗剤、洗濯物干し紐、S字フック

洗濯できる袋は使う機会がなかったけれど、コインランドリーで洗剤は使ったし、乾燥機のないもしくは使用されてて使えなかった時に洗濯物干し紐を部屋にひっかけて、この時S字フックを使うなど想定して持ってきたものたちが大活躍できた。

紙せっけんは洗顔に。

折りたためるペットボトルは初日家で浄水器の水を入れて1日だけ使用。

マスクは帰りの高速バスでの乾燥時に。そんなに乾燥してなかったので使用せず。でももしも風邪気味になった時などのことを考えて、使用しなくても必需品とカウントする。


⑰筆記用具
ボールペンとミニ手帳とハガキ。
ミニ手帳とハガキは仕事道具。
旅の途中にしなければならないミッションがあったので。


スマホの充電用ACアダプタ
必要すぎて書くことなし。笑


⑲レシート入れ袋
これは当初ACアダプタと充電器を入れた透明袋であったが、次第に増えるレシートの入れ先を探し、代用するに至った。日々のレシートと出会った人の名刺を入れた。


⑳薄いウインドブレーカー(無印)
肌寒い時やカッパを着るほどではない小雨の時、また汗でお腹が冷えないよう腰に巻いてた。巻くと安心感。12日間を通して大活躍。


㉑半袖Tシャツ×2
着ていったTシャツを合わせると3セットを着まわし。


㉒パンツ+シルクレギンス
パンツが薄手すぎるため、レギンスとセットで。着ていた厚手の綿パンとボトムスは2セットで。


㉓長袖綿パーカー
朝冷える時と帰りの高速バスで着た。


㉔下着2セット
着ているものと合わせて3セット。
ちなみに上半身の下着は綿のスポーツブラ2と綿のブラキャミ。


㉕靴下×2
はいていたのと合わせて3セット。

ただし私は冷えとり健康法をしているので1セットにつきシルクや綿、ウールの靴下を4枚重ねばきしている。

マメもウオノメも一切できなかったのはこれのおかげてはないかと思っている。

靴下で荷物のスペースを取られるのは私の場合仕方がないと思っている。


㉖寝巻きと寝巻き入れ袋
長袖Tシャツとゆったりパンツ。
たたむと小さくなるものを。


㉗タオル×2
バスタオルになり薄手でたたむとコンパクトになるものを。


㉘衣類圧縮袋×2
これでかなりゆとりを持って荷物を詰め込めた。


㉙使用済み衣服入れ袋×2
お風呂に行く時に。また洗濯できない日に入れておいた。


㉚レジ袋
とにかく雨がよく降ったので、紙類や充電器などを濡らさないように入れた。
とっさに簡易長靴を作った時にもコンビニでもらった2つと持参してたやつ2つを使って二重に頑丈に製作。


㉛スリッパ(100均)
これはなくても済む人は済むが、宿の部屋に入った時に履いた備え付けスリッパをお風呂後にあまり履きたくない性分なので。
ちょっと潔癖かもしれないけど。



という感じでしょうか。


ちなみに足りなくて買った荷物もある。

それはサンダル。

最終日、お風呂後にまで、雨に濡れに濡れた靴を履いて高速バスに乗りたくなかった。

晴れた日であれば必要なかったもの。

登山専門店だったし決して安くない急な買い物だったけど、そういえばずっと旅先で履き替えられるコンパクトにしまえる靴を探していたというのもあった。

そしてこれは頑丈だし履きやすい。また平べったいので当然コンパクトに持ち運べる。次回の旅にもぜひ持参したいと思う。


こうした荷物たちに支えられ、日ごろ運動不足で体力がなくて方向感覚もない私のような女でも割と快適に旅行ができたと思う。


ありがとう荷物たち!!!!!



…もしかしたらまだ書き漏れがあるかもしれないが、その時はひそやかに加筆していきます。悪しからず…。

バックパックの中身①

旅を終えてから、色々と総括を考えてみた。

 

まず荷物編。

 

これは2泊目の、三島の宿で撮ったもの。

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まず12日間を通して、不必要なものがほとんどなかった。

 

一切使わなかったものは2つ。

 

2つ持参した薄型タオルの1つと、

手で洗濯できる簡易洗濯袋。

 

タオルについては、宿泊した温泉付きドミトリー、ビジネスホテル、ゲストハウス、いずれもタオルがついてきた。(温泉付きドミトリーのみ何を間違えたか150円でタオルを借りてしまった)

 

もう一つのタオルも一度使用しただけ。風呂から上がり寝る前にドライヤーがない部屋だったので持参したタオルで乾かし、枕に敷いて寝た。

 

洗濯袋については、コインランドリー代を浮かせようと思うほど体力の余裕がなかった。体力が余っていれば手で洗濯して乾燥機のみ使用という選択肢もあったかもしれない。乾燥機すら使わずに明日の朝までに乾かすというのは厳しい。

 

 

ここからは、使用した荷物編。

 

これ一つで約2週間過ごせたということは、

1ヶ月も3ヶ月もいけるのでは…なんて思ったり。

 

①30リットルバックパック(THE NORTH FACE)

…言わずと知れた。大きさはちょうど良かったと思う。重量6.5キロも、体力のない私でも腰で支えれば沢山歩けた。

 

②帽子(THE NORTH FACE)

これもないと紫外線にやられてしまいます。

 

③サングラス(Coleman)

上に同じ。

 

④パスポート型ポシェット(無印)

スマホ、財布(コインケース)、カードケース、鍵、飴玉、時々スマホ充電器を入れ、LEDライトホイッスルとコンパスのキーホルダーを付けて肌身離さず身につけていた。お手洗いの時も邪魔にならないコンパクトサイズ。

 

ちなみにこれはベトナムの友人が持っていたのを真似して買ったもの。

良いもの教えてもらった。旅の時じゃなくても日常的に使いたいくらい。

 

⑤薬とハーブ、ホメオパシーとそれらを入れる小さなケース

これらがなかったら、すぐに頭痛、腹痛、食欲不振や不安感に襲われる私は旅に耐えられなかったと思う。

 

薬は下痢止めと緊張型頭痛用。使用しなかったけどお守り代わりに。

 

ハーブは偏頭痛の時にいつも飲んでいるもの。

→実際初日に偏頭痛になったので本当に助かった。またそののちも終始天候が安定せず光に敏感になったりヤバイなと思ったらすぐに服用した。

 

ホメオパシーは鼻炎から来る頭痛と、筋肉疲労、不安感、痛み全般に効くものなど一式を揃えて持参。ごく小さな容器なので7~8種類揃えても大した荷物にならず。

→上記の症状を感じる度に服用。特に不安感の時と筋肉疲労の時は役立った。

 

ちなみにこの薬ケースに、更に小さなお守りを入れて旅に臨んだ。

それくらいビビリな私です。

 

⑥エコバッグ(母のフィンランド旅行みやげ。ムーミン模様。軽くて丈夫)

本当に大活躍。温泉や別室のお風呂へ行く時。またバックパックを預けて軽装になった時のバッグとして

 

最後の日も、軽装で出かけてからホテルでバックパックを受け取り、すぐさま温泉グッズをエコバッグに入れ替えて出動した。

 

別バッグは本当に必要。でかバッグだけじゃNGと心底思った。

 

⑦ガイドブック

私はこれを使用しました。

新版・完全 「東海道五十三次」 ガイド (講談社+α文庫)

新版・完全 「東海道五十三次」 ガイド (講談社+α文庫)

 

 私は地図を読むのが下手だけど、箱根を一緒に歩いた友が

「これは忠実に書いてある」と申していた。

友が地図を正確に読み取っているのを真似して三島からは自分なりにベストを尽くしたよ…。結局間違えまくったけど、いつもよりはマシだったと思う。iPhoneもコンパスもあったし。

 

ボロッボロになったこの本。もはや宝物に。

東海道の旅後半戦の機会にももちろん持参するつもりです。

 

文庫本サイズなのがいい。ウィンドブレーカーのポケットに入った。

パスポート型ポシェットには入らなかったけど、こんなにコンパクトなガイドブックはほかにないでしょう!

 

⑧自作の行程表

これ。

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 エクセルで行程表を作って、泊まる宿や金額、詳細予定など、現地で変わったら空白にどんどん書き込んでいった。時には地元の人から教えてもらった情報も。(地元の人情報はガイドブックにも書き込む)

 記録になるし、記憶になるし、ブログになるしでその時の手書きメモって大事だな~と痛感。

 

 色々とツッコミどころ満載なのはわかってます。笑。

例えば、字が下手くそなのと、静岡県内の見どころの項目が全部「良い景色があれば」って…。

はい、いかに事前勉強してないか分かりましたね。苦笑

 

でも地元の人に聞いてちゃんと色々と食べたり行ったりしましたよ!

「丁子屋」のとろろ汁とか、黒はんぺんとか!!

 

あと当初の行程が桑名までだったのが、ぜーんぜん及ばないことが現地で発覚し、吉原以降ぜんぶ赤字で修正…。体力のない私、東海道をほんとに甘く見てました…。

 

さらに軽い家計簿にもなった。

 

⑨雨具

台風シーズンに突撃していったこの旅。

雨具がなかったらとんでもないことになってました。

相当雨降ったよ本当に。

初日の平塚から豪雨で、持参した100均のポンチョに穴が空いてて服に水が入ってきたことで気づいた。

目の前にホームセンターがあったので駆け込んで1000円くらいで立派なレインコートを買ったのでした。

それにしても着るだけで蒸れる!!!

この蒸れとの闘いは、今後雨が数度となく降るたびに勃発したのだった。

100均一のレインズボンは最終日まで大活躍してくれて、帰宅する直前にありがとう、さようならと言って手放してきた。

 

それから傘ね。これまた面白いエピソードがある。

日記にも書いたけど、2泊目の三島の宿で(荷物の写真の次の日)、

写真中央の、水色の小さくて細い軽量折りたたみ傘を紛失した。

探したけど神隠しにあったみたいになくなってしまい、

時間もなくなってきたので探すのをやめて仕方なくそのまま外出した。

 

三島の朝はけっこう雨が強かったけど1000円の雨ガッパでなんとかしのいだ。

でもやっぱり心もとなくて、杖がわりにもなるしと、途中コンビニでビニール傘を購入した。

それなのに、しばらく歩いて休憩した先のコンビニで、そのビニ傘を置いてきてしまった。

傘はよく置きっぱにしてしまう癖があり…。

 

しかし4泊目、また天気の雲行きが怪しくなってきて、風情ある蒲原のお休み処のお姉さんが、「これ、よかったら。ずっと昔に誰かが置いていってしまったものだから」と立派な傘を与えて下さったのだ。

 

この傘が最終日まで私を雨から守ってくれた。本当に、いつもいつも雨だったから。

8日目の金谷から日坂に至る石畳の坂道では杖代わりになってくれた。

なんかもう気のおけない相棒みたいな存在になりつつあったのに…。

 

また、その傘をなくしてきたのだった。(何度目だよ!)

しかも、旅を終え、東京に高速バスが着いて、家まで電車で帰るその乗り継ぎの時にホームに置いてきたのだ!

思い入れのある傘だっただけに、残念無念…!!

気づいたのがもう数駅経過していて、疲労と眠気でよれよれの私には

駅に戻る元気など到底なかったのだった。ごめん傘…。

 

と思ったら。

帰宅後「おやすみなさーい」とぐうぐう寝ていたら、着信音が。

なんと三島のホテルから。

水色の小さな傘が見つかったんですってよ!!!

えー、あれから何日経ってるよ??

たぶんベッドの下奥あたりに9日間ずっとじっとしてたんだろうな…

しかもこのタイミングで。

お陰で目がぱっちりと覚めました。

水色の傘さんは着払いで送ってもらうことに。

 

11日間の紆余曲折を経て、結局最初の傘がもどって来るという

ながーいネタ失礼しました…。

 

ほんとに長くなったので、⑩は次に続く!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

9/24新居宿〜二川宿(18キロ)そして帰路へつく

今日も天気悪いけど、最後の歩きに行ってきます!

結局一度もクリアな富士山みれなかった。


さようなら快適なホテル!
また逢う日まで


天気わる〜。浜松駅前


その土地の習慣って面白い。

浜松まで来た電車がそのまま逆向きの、豊橋行きの始発になったんだけど、

座席がバスの並びみたいになってて、

乗客全員が一斉に背もたれをグイっと動かして進行方向に変えてた。
わざわざ進行方向に変えられるのね。

逆向きのまま座る人はいないのね。私そのまま座ろうとしてた。



さて新居町駅到着。あるくどー!


新居の関所は立派でした。

東海道の関所は、箱根と二箇所みたいだ。



この大木の並木道たちとも今日でしばしのお別れかぁ…。



次の白須賀宿に到着しようかとするあたりで大雨になってきた…。
またあの蒸れるレインコートとレインズボンの出番だ。


ひとり静かに装着し、誰もいない細い道をうねうね歩きはじめる。


また山道っぽくなって、それでもガマンしながら歩いて、でかい国道に出る。…するとようやく見えてきた。目標とする、次の県が…!


やったーい!!!



この旅のミッションが、当初の予定より全然歩けず、いつの間にか

「静岡を踏破出来ればいいや」

となっていたので、それが出来て喜びもひとしお。



さて…喜びもつかの間、ここから二川駅まで歩くのだが、ずっと国道1号線。大雨。トラックの水しぶき。

こっから大丈夫かなあ…と思っていたら、サークルKがあったので助かった!

トイレ休憩と、しばしの雨宿り。サークルKはカフェスペースがないのでずっと立ってた。


いつまで経っても雨がやまないばかりかさらにひどくなってくる雨。


意を決して店員さんにコンビニ袋を2つもらい、靴に装着。簡易長靴の出来上がり。


こんなんで歩くことになるとは思わなかった…。


こっから長〜い4キロくらいを歩くのだが、この心細さたるや…。


だって、私以外人っ子ひとり歩いていなくて、

車道は車がモーレツな勢いで雨水を飛ばしながら走ってるし。

トラックなど大型車だらけだし…

さすがはクルマの県だよね…とか思っている場合じゃない。


それと、ここまでサバイバーを要請されると、

心細いけど寂しさに胸を痛めたりしている場合でなはくなることがわかった。


いらん悟り。苦笑



ふう…。苦労した甲斐あって、二川宿の素敵なカフェでお茶にありついた。

お抹茶で一服…


素敵なカフェなのに、足元はコンビニ袋で覆われた女…。

まあ、もう、気にしてもしょうがない。



しばしの休憩後、再び歩く。

歩いて、歩いて、国道から旧道を発見できず、

なんとか宿場町にたどり着く。

雨いっこうに止まぬ中、二川宿の町並み。
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そして、二川駅

…。お食事処も、なんもない…。お昼食べられず。


なので浜松に電車で急いで戻ってきた。電車だと一瞬…苦笑。


狙っていた浜松ぎょうざのお店はすでにランチ終了。

なのでちょいと奮発して浜名湖のうなぎにした。お腹ペコペコ~


さーてこれで、今回の東海道歩き旅は無事に終了!!!


今日は18キロ歩いた。

トータルで231キロ。



うなぎを完食したのが15時45分くらい。


本日23時59分の高速バスの時間までのプランを豪速球の勢いで練る。


昨日考えたように浜松から16時か18時の無料バスが出てる温泉に行ってリフレッシュしたい。

でも靴がもうびちゃびちゃ。

温泉後、コレで帰りたくない。

浜松駅前ビルはショッピングモールとして充実している。

よし!クロックスを探しにいこう!!!


ということで、駅ビルへと向かう。

クロックスは発見できなかったけど、今後も旅に持参できそうな、

平たくなって水に強いサンダルを登山ショップ「好日山荘」で買ってきた。

18時に無料送迎バスに乗り…。

ちょっと渋滞で色々遅かったけど無事に到着!!!

新しくて漫画やお休みスペースが充実~!!!

最終バスまでの2時間半、満喫させてもらいました!!!



…ここまでかなり完ぺきな行程だったんだけど、

温泉終了後、ハプニング発生。


あんなに気をつけていた無料送迎バスの最終時刻をほんの少し逃し、タクシーになったという。。。

温泉代よりタクシー代の方が高くつく。ああ…涙

こんなことなら駅前の快活クラブ(ネットカフェ)にこもってればよかった!!!



としばらくウジウジするも、浜松駅前のロイヤルホストに移動し、

アサイーヨーグルトサンデーの旨さでほとんど忘れたノー天気な私でした!

ロイホはドリンクバーのココアも私の好きな本格バンホーテンのものだった。

ロイホのお手洗いで歯磨きし、準備万端、さあ駅の反対出口のバス停へ。



無事、朝5時半に品川駅へと到着したのでした。

首、いたい…。



東海道後半戦、近いうち待っていろよ!!!!!

9/23浜松宿〜新居宿(19.3キロ)

快適なアパートメント、ふかふかのベッド。8時まで爆睡した。


今日は浜松駅から歩く。


11時過ぎで既にお腹が鳴る。


が、あと徒歩45分で「炭火焼さわやか」があることが判明。


目の前にある釜揚げうどんでは妥協出来ない。最後のさわやかのハンバーグを満喫したい!と思い猛然と歩く。


なぜなら前回のさわやかでは胃が健康ではなく、ハンバーグとライスを残してしまったからだ。リベンジに挑みたい。今度こそ、美味しい、美味しい〜!と言ってがつがつ食べたい。


食欲に向けたパワーはすごい。空腹と足痛がしていても、ハンバーグの為に集中して歩いたらすたすた歩けた。


しかしさわやかはいつも混雑している。

名物「おにぎりハンバーグ」。さらなる名物は250グラムの「げんこつハンバーグ」。さすがにげんこつはムリだなと思い200グラムのおにぎりハンバーグにした。完食!しあわせ


静岡の旧東海道にはこういった松並木が随所にある


その後歩き再開直後、お手洗い事件発生。


JRのお手洗いに行ったらトイレットペーパーが全滅。

今日はプチ荷物だけどふと100均の流せるポケットティッシュを持ってきて大正解だった…

まじで助かったティッシュの神様!!ああおそろしやおそろしや。


浜名湖を通る、弁天島から新居町まで、昔は船で渡っていた。今回は大井川や天竜川ほど距離がなさそうなので、意を決して国道1号線の橋を渡ってみることに。恐怖心半端ないと、足の痛みがなくなり小走りできた…。浜名湖です


橋を渡り終え、ちびりそうになっていたので扉が開いている民宿でトイレを借りようと中を覗いたらカワイイ柴犬っぽいわんこが寝ていた。

が、私の気配に気がつき、目が合った一瞬。カワイかったわんこの顔が歯をむき出しにして吠えてきた。

番犬の役割を立派に果たす犬…。私はほうほうのてい。とほほ


雨がひどくなってくる。毎日毎日秋雨前線を全身で感じてます。


シモの話題ばかりで恐縮ですが、犬に吠えられた為、おトイレは結局先のコンビニまで耐えたの巻。


怖い思いをしたけどなんとか新居町駅についた。本日の業務?終了。浜松駅から19.3キロでした。


明日、愛知県に入れれば、今旅のミッション完了となる。入れますように!


宿に着。とにかくこの「ゲンズホテル&アパートメント」が快適すぎる…すでに部屋に愛着が。浜松にまた来たらまた泊まろうと誓う。


部屋で食べた、浜松三ヶ日牛&遠州しらす弁当


今日も白いふかふかベッドにくるまり、ゆっくり寝いる。

9/22袋井宿〜浜松宿(22.8キロ)

掛川の宿のお父さん、大変に良い方で、思い出が増えた。また来るよ!掛川。そして、田原屋旅館。


さて今日は掛川から袋井まで電車で行き、袋井宿の「どまん中茶屋」からスタート。東海道の旅に関するパンフがたくさん。お茶は無料で出してくれて、お店の人もとてもフランクでした。



お茶飲んでゆっくりしたらもう9時に!ヤバイと思い茶屋をあとにする。

見付宿にいたる道のりで、最初はしばらく道路だったけど次第にまた山道…と思ったけどさらに奥の「江戸の小道」を選ばなかったのですぐに終わった。


見付宿ではまちづくりがかなりの完成度。学習塾やらリフォーム屋さんまでレトロ〜。


見付宿の名物は粟餅(あわもち)。早速和菓子屋さんに立ち寄ってほおばる。おもちが粟で出来ているので黄色い。


ところでどまん中茶屋のお母さんも、見付宿の和菓子屋のおかみさんも、

「平塚から歩いてきました」

と言っても

「ああ、そうなの」

程度。つまり歩いてる人の接客に相当慣れているのだろう。


昨日頑張りすぎて10キロ時点で足が死にそう。ひいひい言ってたら国道沿いにファミレス発見。ジョイフルでグラタンやらマンゴーヨーグルトパフェやら食べて、小一時間が経過。休憩しすぎた。


重い腰をあげて浜松駅前の宿まで歩いて、今日もほんとにヘロヘロ。ていうか日焼け半端ない。歩行距離22.8キロだった。


この旅最後の宿は女性専用シェアハウスを選んでみた。ここに2泊するんだけど、なにこのトレンディ感。新しくてキレイでオッシャレ。


シェアハウスのひろーいリビングで、カップラーメン食べて、テレビ見て、洗濯して寝た。


白いふかふかのベッドに入るとすぐに眠りに落ちた。