6月14日(水)③最後の夜は料理レッスンとディナー

農作業のお手伝いを終えて、心地いい疲れの中、夕方(といっても午後7時半くらい、外は明るい)からは料理レッスン。


レッスンと言っても、宿主(Gくんのパパ)の調理を見て、野菜を少し切らせてもらったくらいだけど、自家製のものをふんだんに使ったオーガニックな料理はとても面白かった。


レストランキッチンの一部。


まず「ファリナータ」という、スペルト小麦(ファッロ)と玉ねぎ、ローズマリーとオリーブオイルのシンプルなオーブン焼きを作ります。卵やチーズを使用しない、昔は貧乏な人の為の料理だったそう。

小麦粉に水、牛乳を混ぜて、お塩を一つまみ。


ダンディーお茶目パパ、玉ねぎを切る。


自家製オリーブオイルとローズマリーを投入。


天板に流し入れ。


レストランの外にあるオーブンへイン。


お次は、「ファロット」という、スペルト小麦のリゾット。こちらもシンプルで、玉ねぎとズッキーニと自家製ベーコンを入れたリゾットになります。


「今日はスペルト小麦祭り!」だそう。


ズッキーニを切らせてもらった。


ズッキーニ、玉ねぎ、自家製ベーコンを炒める。奥のお鍋はサフラン入りのブイヨンスープ。


お水を入れたスペルト小麦。


自家製無農薬小麦なので、どうしても違うものも混じってしまうから、念入りにそれを取り出すパパ。


小麦をフライパンに投入。ブイヨンスープを入れて煮込む。水分が飛ばないように、煮込みながら少しずつスープを足していく。


小休憩。


レストランではお皿の準備。今日は宿のファミリーの食事にご一緒させてもらえることになった。


テーブルの飾り付けも手作りで趣向を凝らしてくれていた。


パパは合間にソーセージを焼いてくれていた。


ファロットはじっくりと20分位は煮込み続けていた。


ファリナータ、完成!カリッカリ〜。

盛り付け


ファロットは自家製バジルをのせて完成。洒落乙!


サラダとソーセージも美味しそう。


Gくんの日本人の奥さんが撮影してくれた。いただきま〜す!


やっぱりイタリア人の皆さんは食べるの早い。そして一皿一皿順番に頂くのだけど(ファロット→ファリナータ→ソーセージ、サラダ)一番早いパパは私が食べ終わるのをずーーーーっと待ってくれていた。おかしいな、日本では早食いの私なのだが…。


一皿一皿ファミリーの皆んなが食べ終わってから次に進む習わしなので、Gくんの日本人妻も毎回急ぐらしい。


また、ここの農家に嫁いで半分自給自足みたいなオーガニックな食生活になってから一年経って、太りにくくなった、とGくんの日本人妻。イタリア料理カロリー高そうなのに、逆なんだね。添加物の味がわかるようになった、とも言っていた。


そういている間に、スペルト小麦のソフトせんべいとアイスのデザートまで出てきた!促されるまま、2つも頂いてしまったよ。美味しかった〜。


さらには「食後酒」という存在まで…なんて豪華な…。恐縮です。


ファリナータは外がカリカリ中がジューシーですごく美味しく、ファロットもシンプル素材なのにコクがしっかりあって本当に美味しかった。


思い出深く、忘れられないイタリア最後の夜となりました。


「レシピを忘れずに日本で作ってごらん」とパパとGくんからスペルト小麦粉を頂いたので、近く挑戦してみたいと思う〜。